と~しきくんの感想diary

Yahooブログで「うっかりトーちゃんのま~ったり日記」というブログをやっていました。ヤフブロからはてなに流れ着く。アニメや漫画の感想を書きます。

エクゾスカル零2巻の感想

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エクゾスカル零の2巻を読みました。
いや~、むちゃくちゃ面白かった!!

そして、凄く考えさせられました。
正義ってなに?と。

かつて、悪しき者から牙無き人たちを守り戦ってきたヒーロー達。
彼らが永い眠りから目を覚ましたとき、そこは地獄だった。
目の前に広がるのは、誰も居ない死の街・死の荒野。

最強の矛と盾を持つ鎧「エクゾスカル」を持つものでさえ抗えない孤独という敵。
それぞれの生きる目的を探しながら彼らは地獄をさまよいます。

ここでは、2巻の中で特に考えさせられたエピソードを紹介します。


(ネタばれ注意!!)



凍てつく街で、主人公・葉隠覚悟は小さな「灯火」を発見します。
わずかな可能性ではあるものの、生存者が居るかもしれない。
覚悟は、自分が守るべき人間に出会える可能性を信じて訪問します。

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ベルを鳴らさず、ただ扉の前で座って待つ覚悟。
生存者をおびえさせては
いけないという彼なりの誠意なのでしょう。












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そして、開いた扉から出てきたのは、
緑色の瞳をした、まるでお伽の国の住人の如き少年。












安堵と喜び、そして疲労で気絶してしまいます。
覚悟がな!!

しかし、少年もただの人間ではありませんでした。
毒入りの食事を覚悟に与えて眠らせた後、
覚悟の血を吸って大人の女性の姿に変身します。

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人の血を吸い、自身の養分とする吸血霊長生命体
極寒と飢餓、毒の空気と雨が覆う崩れた世界で生き延びるため、
独自の進化にて適応していた人類の一つの形が彼女でした。

覚悟が目を覚ました時、
彼女は拘束した覚悟に対し、こう言います。

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僕は少しの血を
分けてもらうだけで生きていける。
ここにいれば飢えることはないよ。







備蓄されている食料を覚悟が食べ、覚悟が作った血を彼女がもらい生きていく。
供に生きていこうという提案(?)に対して、覚悟の答えとは…

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ありがとう。
この部屋の「灯り」を見つけた時の
気持ちをなんと言ったらよいか。
あの「灯り」は俺の心の闇をも照らしてくれていた。
それだけで充分だったんだ。
触れようなんて思ってはいけなかったんだ。




そして、その瞬間。

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射殺します。











会話の中で発したある音域で外で待っていた
機械軍用犬の狙撃銃に発砲命令を出した覚悟。

これが正義なのでしょうか。

覚悟は彼女以外にも、
独自の進化を遂げ、赤く固い皮膚を得た
甲殻霊長類に銃を向けこう言います。

「聞け新人類よ!
進化にあぶれ淘汰されていく人間達の声が
俺の胸には聞こえるんだ」

覚悟が守りたいのは力なき人間。
しかし、彼が殺しているのもかつて間違いなく人間だった存在。
過酷な環境に耐えるために進化した存在です。

たしかに、彼らは進化できなかった人間を食す、
覚悟が守りたいと思う人々からしたら敵ですが、
問答無用で殺すのが正義だとは思えません。

進化した人間と、進化に乗り遅れてしまった人間。
2巻では、進化した人間を守りたいと決めたエグゾスカルとの対決でした。

なにが正しいのか、零の正義が本当に正しいのかは分かりませんが、
一ついえるのは、この漫画は勧善懲悪とは程遠いヒーロー漫画です。
魂の劇画化、山口貴由の全身全霊をこめて描かれたストーリー。

本当に、凄すぎます!


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