けいおん!! 23話 その2 素晴らしき「人生の無駄遣い」
けいおん!!23話の感想、その2でっす!!
いやー、良かったですねー!!

アイロンがけする唯な!!
翌日に控えた卒業式。
パリッとした格好で迎えるため、スカートにアイロンをかけている唯ちゃん。
着ているトレーナーのセンスは相変わらずだけどw
たけのこって…!!
何が良かったってさ、自分でアイロンがけしているって所ですよ。

憂が送ろうとした「起きた?」メール。
翌日の用意をするように言われる前に
唯は自分で起きて、自分で
準備できるようになったんですね。
あの、憂がいなければ何も出来なかった唯がですよ…!
桜高に入った頃は、憂と和に依存しきっていた唯は、
3年間を通して自ら考え、自ら行動を起こせるようになりました。
そんな、平沢唯の成長を感じさせるアイロンがけでした。
けいおん!! 23話 その1 「思い出」を巡るすごろく
☆素晴らしき「人生の無駄遣い」
23話のサブタイトル「放課後!」
卒業式を翌日に控えた唯達が桜高で過ごす一日が描かれていました。
お茶飲んで、荷物をまとめて、お茶飲んで、お茶飲んで、掃除して、お茶飲んで…

桜ヶ丘高校の生徒として過ごす
最後の一日を抱きしめるように、
彼女達は時間を過ごします。
いつも通り、お茶を飲みながら。
そして、唯たちにとって最後の放課後を告げるチャイムを聞いたとき、
唯は不安になります。「どうしよう、何かしなくっていいのかな?」と。
「あがり」のないすごろくでは遊べません。
同じように、唯たちの高校生活にも
卒業という名の「あがり」が目の前に迫っています。
楽しい時間は永遠には続かない、必ず終わりはやってくる。
だからこそ、人は「物」を残そうとするんですよね。
卒業アルバム、和の写真、ムギが貰っていった手紙…
記憶は薄れていくかもしれないけれど、それに触れることで
思い出すことの出来る鍵を残そうとするんですよ。
その鍵が、唯たちにとっては「音楽」でした。
面白いのはさ、ムギの「おしゃべり」も録音しようという提案。
放課後ティータイムの3年間は、その名の通りティータイムが大きな要素でした。
決して褒められたことではないかもしれません。
でも、お茶の時間があったからこそ、彼女達の3年間は楽しかった。

律はこう言います。
放課後とは
人生の無駄遣いだと。
一心不乱に練習してきたなんて言えない。
周りから見たら「時間を無駄遣い」しているように見えるかもしれない。
そんなこと、律達も分かっているんです。
でもさ、僕は知りませんよ。
こんなキラキラ輝いている無駄遣いを。
紬が淹れたお茶をのんで、律がふざけて、
澪がツッコミを入れ、唯がとぼけて、梓が怒る。
放課後ティータイムが過ごしてきた3年間を形にして残したい。
それが、唯たちが「おしゃべり+演奏」のテープに込められた想い
なのではないかと、僕は感じました。
☆僕達が、こうありたかった『青春』
さて、23話を見るにあたって外すことの出来ない人物がいます。

山中さわ子先生
初めて受け持ったクラスの生徒達を送り出す準備を整え、
音楽準備室に足を運んできた、さわ子先生。
聞こえてくる音楽、「レコーディング中」の文字を見て
微笑むさわ子先生を見ていると、ジワリとくるんですよ。
なぜなら、さわ子先生の視線は僕達の視線なのだから。

けいおん!4話より、
澪が見つけた古いテープには、
デスデビルの演奏が入っていました。


さわ子先生も、桜高軽音部に所属していて、
唯たちとは方向性は違うものの、一生懸命音楽に打ち込んでいました。
そして、かつての自分達がそうしたように、唯たちも自分達の音楽を残そうとしている。
自分達が過ごした3年間を、『青春』を形にしようとしているんですね。
さわ子先生は卒業を目の前にした唯たちの気持ちが手に取るように分かる。
また、そんなさわ子先生の視線こそが、視聴者である僕達の視線なんだろうと思いました。
唯たちを見て、「懐かしいな」と思う、「楽しかったな」と思う、または、「うらやましいな」と思う…。
上手く言えませんが、「けいおん」って僕らが
『楽しかった』または『こうありたかった』青春を想起させてくれる作品なのかもしれません。
このテーマに関しては24話以降も引き続き考えてみたいと思います。
そんな事を感じた23話でした。
関連記事:
けいおん!!10話 その2 さわ子の背中と唯が見た大人
けいおん!! 14話 その3 僕は紬になりたかった

いやー、良かったですねー!!

アイロンがけする唯な!!
翌日に控えた卒業式。
パリッとした格好で迎えるため、スカートにアイロンをかけている唯ちゃん。
着ているトレーナーのセンスは相変わらずだけどw
たけのこって…!!
何が良かったってさ、自分でアイロンがけしているって所ですよ。

憂が送ろうとした「起きた?」メール。
翌日の用意をするように言われる前に
唯は自分で起きて、自分で
準備できるようになったんですね。
あの、憂がいなければ何も出来なかった唯がですよ…!
桜高に入った頃は、憂と和に依存しきっていた唯は、
3年間を通して自ら考え、自ら行動を起こせるようになりました。
そんな、平沢唯の成長を感じさせるアイロンがけでした。
けいおん!! 23話 その1 「思い出」を巡るすごろく
☆素晴らしき「人生の無駄遣い」
23話のサブタイトル「放課後!」
卒業式を翌日に控えた唯達が桜高で過ごす一日が描かれていました。
お茶飲んで、荷物をまとめて、お茶飲んで、お茶飲んで、掃除して、お茶飲んで…

桜ヶ丘高校の生徒として過ごす
最後の一日を抱きしめるように、
彼女達は時間を過ごします。
いつも通り、お茶を飲みながら。
そして、唯たちにとって最後の放課後を告げるチャイムを聞いたとき、
唯は不安になります。「どうしよう、何かしなくっていいのかな?」と。
「あがり」のないすごろくでは遊べません。
同じように、唯たちの高校生活にも
卒業という名の「あがり」が目の前に迫っています。
楽しい時間は永遠には続かない、必ず終わりはやってくる。
だからこそ、人は「物」を残そうとするんですよね。
卒業アルバム、和の写真、ムギが貰っていった手紙…
記憶は薄れていくかもしれないけれど、それに触れることで
思い出すことの出来る鍵を残そうとするんですよ。
その鍵が、唯たちにとっては「音楽」でした。

面白いのはさ、ムギの「おしゃべり」も録音しようという提案。
放課後ティータイムの3年間は、その名の通りティータイムが大きな要素でした。
決して褒められたことではないかもしれません。
でも、お茶の時間があったからこそ、彼女達の3年間は楽しかった。

律はこう言います。
放課後とは
人生の無駄遣いだと。
一心不乱に練習してきたなんて言えない。
周りから見たら「時間を無駄遣い」しているように見えるかもしれない。
そんなこと、律達も分かっているんです。
でもさ、僕は知りませんよ。
こんなキラキラ輝いている無駄遣いを。
紬が淹れたお茶をのんで、律がふざけて、
澪がツッコミを入れ、唯がとぼけて、梓が怒る。
放課後ティータイムが過ごしてきた3年間を形にして残したい。
それが、唯たちが「おしゃべり+演奏」のテープに込められた想い
なのではないかと、僕は感じました。

☆僕達が、こうありたかった『青春』
さて、23話を見るにあたって外すことの出来ない人物がいます。

山中さわ子先生
初めて受け持ったクラスの生徒達を送り出す準備を整え、
音楽準備室に足を運んできた、さわ子先生。
聞こえてくる音楽、「レコーディング中」の文字を見て
微笑むさわ子先生を見ていると、ジワリとくるんですよ。
なぜなら、さわ子先生の視線は僕達の視線なのだから。

けいおん!4話より、
澪が見つけた古いテープには、
デスデビルの演奏が入っていました。


さわ子先生も、桜高軽音部に所属していて、
唯たちとは方向性は違うものの、一生懸命音楽に打ち込んでいました。
そして、かつての自分達がそうしたように、唯たちも自分達の音楽を残そうとしている。
自分達が過ごした3年間を、『青春』を形にしようとしているんですね。
さわ子先生は卒業を目の前にした唯たちの気持ちが手に取るように分かる。
また、そんなさわ子先生の視線こそが、視聴者である僕達の視線なんだろうと思いました。
唯たちを見て、「懐かしいな」と思う、「楽しかったな」と思う、または、「うらやましいな」と思う…。
上手く言えませんが、「けいおん」って僕らが
『楽しかった』または『こうありたかった』青春を想起させてくれる作品なのかもしれません。
このテーマに関しては24話以降も引き続き考えてみたいと思います。
そんな事を感じた23話でした。
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けいおん!! 14話 その3 僕は紬になりたかった
