『天 天和通りの快男児』 ひろゆき捨身の大明槓
あけましておめでとうございます!
本年も、よろしくお願いいたします。

さて、当ブログの「書き初め」の記事は
今年も漫画『天 天和通りの快男児』より、
作中のある一局をご紹介したいと思います。
関連:飛龍地斬四暗刻

場面は、東西戦決勝の終盤戦。
東側のひろゆきが西側の僧我からハネ満を直撃させ、
残った五人の内、天以外が1万点を切るという土壇場な状況。

場の流れはひろゆきにありました。
僧我が切った、ドラの北をポンしてこの捨て牌。
234の順子をチーしており、萬子の混一一直線。
対する僧我の手牌は七対子イーシャンテン。
ひろゆきの混一を警戒して、生牌ながら七索を切ります。
ここで、ひろゆきが動く…。

僧我さん、
動く前に…確認しておきます。
大明槓してのリンシャンツモは
鳴かせたものの責任払いですよね。
ひろゆきは、リンシャンドラ3、大明槓の責任払いを狙いました。
ツモれなかったら、混一が消滅して和了する事が出来なくなってしまうのにも関わらず…
結局、このリンシャン牌でツモれず、
結果として、残り四牌で数巡を凌がざるを得なくなってしまいます。
いままで、ひろゆきはこんな博打を打つような麻雀はしてきませんでした。
理を重んじ、なるべく面前で手牌を作り、いざという時の選択肢を狭めるような仕掛けはしませんでした。
そして、僧我テンパイ。
タンヤオ七対子ドラ2で満貫確定。
もしツモればハネ満となり、この東西対決を決するテンパイとなりました。
そして、待つ牌の選択…六筒か八索か…?
六筒が来る気配を感じた僧我は八索を切ろうとしますが…

生牌…!
場に八索が出てへんやないか
僧我は六筒切りの八索待ちを選びました。
ひろゆきの大明槓の責任払いを警戒して。
そして、次巡の僧我のツモは…
僧我はひろゆきに気圧されて和了を逃してしまいました。
この裏目六筒かぶりの後のツモ牌で、僧我は赤木に満貫を振ってしまいます。
麻雀とは幻想の遊戯である…
たとえ千点の手でも、恐れる者には役満に見え、
低い確率だと分かっていても、その幻想が振り払えない。
(天6巻より)
僧我に突っかかっていく…。
天や赤木の闘牌を身近で見て、常識という「理」を捨て
大明槓の責任払いをねらった、ひろゆき。
その狙いは失敗に終わっても、結果としては
僧我の和了を阻止し、僧我の放銃を促す事になりました。
この、ひろゆき対僧我の闘牌を見て、
東西麻雀対決で一人弱者だったひろゆきの成長を感じました。
やっぱり「天」といえば、神域赤木しげるの印象が強い漫画ですが、
東西対決を通して成長していく、ひろゆきの姿が僕は大好きです。
そう!天はメチャクチャ面白い!!
2013年も、僕が好きになったマンガやアニメを紹介していきたいと思います。
ブログ村に参加しました。
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東側のひろゆきが西側の僧我からハネ満を直撃させ、
残った五人の内、天以外が1万点を切るという土壇場な状況。

場の流れはひろゆきにありました。
僧我が切った、ドラの北をポンしてこの捨て牌。
234の順子をチーしており、萬子の混一一直線。
対する僧我の手牌は七対子イーシャンテン。
ひろゆきの混一を警戒して、生牌ながら七索を切ります。
ここで、ひろゆきが動く…。

僧我さん、
動く前に…確認しておきます。
大明槓してのリンシャンツモは
鳴かせたものの責任払いですよね。
ひろゆきは、リンシャンドラ3、大明槓の責任払いを狙いました。
ツモれなかったら、混一が消滅して和了する事が出来なくなってしまうのにも関わらず…
結局、このリンシャン牌でツモれず、
結果として、残り四牌で数巡を凌がざるを得なくなってしまいます。
いままで、ひろゆきはこんな博打を打つような麻雀はしてきませんでした。
理を重んじ、なるべく面前で手牌を作り、いざという時の選択肢を狭めるような仕掛けはしませんでした。

タンヤオ七対子ドラ2で満貫確定。
もしツモればハネ満となり、この東西対決を決するテンパイとなりました。
そして、待つ牌の選択…六筒か八索か…?
六筒が来る気配を感じた僧我は八索を切ろうとしますが…

生牌…!
場に八索が出てへんやないか
僧我は六筒切りの八索待ちを選びました。
ひろゆきの大明槓の責任払いを警戒して。
そして、次巡の僧我のツモは…

僧我はひろゆきに気圧されて和了を逃してしまいました。
この裏目六筒かぶりの後のツモ牌で、僧我は赤木に満貫を振ってしまいます。
麻雀とは幻想の遊戯である…
たとえ千点の手でも、恐れる者には役満に見え、
低い確率だと分かっていても、その幻想が振り払えない。
(天6巻より)
僧我に突っかかっていく…。
天や赤木の闘牌を身近で見て、常識という「理」を捨て
大明槓の責任払いをねらった、ひろゆき。
その狙いは失敗に終わっても、結果としては
僧我の和了を阻止し、僧我の放銃を促す事になりました。

この、ひろゆき対僧我の闘牌を見て、
東西麻雀対決で一人弱者だったひろゆきの成長を感じました。
やっぱり「天」といえば、神域赤木しげるの印象が強い漫画ですが、
東西対決を通して成長していく、ひろゆきの姿が僕は大好きです。
そう!天はメチャクチャ面白い!!
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