ヤコとポコ 4巻感想 西安りんりんのプライド
水沢悦子『ヤコとポコ』第4巻に収録されていた
第33話「誇り高きりんりん」ってお話が胸に刺さった。

打ち切りが決まった漫画家・西安りんりん先生のお話。
担当編集者には同じ雑誌での新連載を勧められるも、断ります。
りんりん先生にとっては自分の漫画は大切な子供のような存在で、
自分の子供を殺された雑誌で新しい仕事をする気にはなれない、と。
食い下がる編集者に言い放った一言が強烈で……
『どういう覚悟で…人の子供殺しているの?』
担当編集は一生懸命にやっていた人で、
彼女を突き放す言葉と表情はとてもキツく感じるし、
客観的に見れば次の連載のチャンスを棒に振っている…。
それでもりんりん先生はそう言うしかなかった。
なぜなら彼女にとって自分の漫画は自分の「子供」。
自分の存在を一心に注ぎ込んだ「プライド」に他ならないから。
「こんなちっぽけなプライドが…
大人になってもどうにもならないって…」
そう漫画家仲間に涙を流しながら語る姿からは、
数字が奮わなかった現実と応援してくれていたファンや担当編集への想い、
そして自分の子供を殺してしまった自分自身への気持ちが混ざっているんだろうな。
どんなにちっぽけで、
どう考えても不合理でも、
どうしても、そうせざるを得ない。
それが西安りんりんの
漫画家としてのプライドなんだろうな、と思った。
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